続☆メンデルスゾーンのはなうた

ヴァイオリンや水泳、その他諸々・・・

ファリャのスペイン舞曲を

ラロのスペイン交響曲を発表会で弾いたのち、来年発表会で弾くであろう、ドビュッシーvnソナタ1楽章に一区切りをつけ、またしても懲りずに《スペイン》ネタを、密かに部分練習中。

10年近く前、G・POULET氏のサロン・コンサートで聴いて以来、心奪われ続けている。

右手の弓使い方に、難しい箇所もあるけれど、そのうち、先生にみていただきたいと思っている。

でも、一から先生に教えをつけていただく前に、自分でトライしておきたくて、現在レッスン中のモーツアルト練習後に、10分位時間を決めて、ちびちびと弾いている。

いつも思うんだけれど、編曲にクライスラー大先生が絡むと、タルティーニ《悪魔のトリル》然り、技術的にグググッとレベルあがって困るな~、いやいや、大好きだけど、クライスラーサラサーテパガニーニの三大作曲家ヴァイオリニスト。

へぇ、ピアノのスコアあるのか~。両方弾けるようになりたいなぁ・・って、ピアノのスコアのほうを、まだ見ていないから、そんな呑気なこと言ってる(笑

ピアノはここ何ヶ月か、ブラームスの子守歌(ワルツ)を練習中。

短い曲だけれど、最初から最後まで♪のすべてが、私が苦手とする重音移動でできているので、ある程度弾けるまでに、とても苦戦した。

正直、ピアノは楽器として、好きになれない(←おいっ!)

大きすぎるし重すぎるし、背負って持ち運べない。

私は弦が好きだと声を大にして言いたい。

今のピアノの先生(以前6年ほど発表会で伴奏してくださった方)でなければ、息苦しくなって、とうにやめていることだろう。(先生ありがとうございまーす)


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My Violin Case

左)gewa(独) 中)UNOEOTTO(伊) 右)NEGRI(スペイン)virtuoso

gewaとUNOEOTTOは外出時に使うことが多い。NEGRIは自宅保管用。

gewaはそろそろ10年選手。UNOEOTTO(←軽い!)は7年位か。

UNOEOTTOとNEGRIは木製。ヴァイオリンは木製ケースに入れたい派。

gewaはガツンガツンぶつかって傷だらけだが、壊れない(さすがの独製)

UNOEOTTOは軽くてモダンな雰囲気が大好きだが、唯一不満は、楽譜入れの幅が薄すぎて、あまり入れられないところ。

NEGRIはクラシカルで品が良く、譜面入れが大きいのが良い。

gewaとBAM(仏)で迷ったが、BAMケースの形状が今一つ好みではなく・・

 

 

↓NEGRI 子供の頃から肩当は使わなかったので肩当は入れてない。

昔観た《愛を弾く女》←E・ベアールが弾いているのはビオラと《伴奏者》のポストカード

↓このロゴがとても好き

 

8月下旬から2週間くらいコロナで

8月24日~9月第一週、コロナに(家族から)感染して苦しんでいた。

まあ、看病していたら感染するのも仕方ない。

4日間ばっちり39度台の高熱と体の奥底からやってくる猛烈な悪寒と筋肉の痛み、喉がちぎれそうな激しい咳と痛み。

4日目の朝に大量発汗の後、一気に36度台に熱が下がり、喜んだもの束の間。

午後からは下痢と嘔吐が夜中まで続いた。

下痢と嘔吐といっても、高熱が出ていた間は、ほとんど食べていないので、夜中にとうとう下血して救急車で運ばれてしまった。

虚血性大腸炎になっていたため、3日間絶食と2日間点滴&整腸剤。

2週間くらいは家で養生していた。

誰だ、今のコロナは風邪と変わらないとか言ってたのは。

全ての症状が経験したことのないような激烈さであったよ!

あれは、ちょっと弱い人なんか、死んでしまうのではないか。

二度と罹りたくない。

 

30年ぶりに映画館で再び観た《さらば、わが愛 覇王別姫》

日本での公開は1994年。当時、まだ新しかった渋谷Bunkamuraに、夫と観に行った。夫は文化大革命あたりの中国現代史に詳しかったが、私は大学受験で苦手の中国史(世界史選択)ということもあり、ストーリーと時代背景を追うのに、いっぱいいっぱいだった。

 

去年、地元のレンタル店で見つけて懐かしく思い、DVDを借りてじっくり再鑑。忘れているシーン多々あり、おお、そうだった、こういう内容だった!と改めて感動。

 

そして、7月末に、UPLINK吉祥寺で4K上映すると知り、もう一度、映画館でこの作品を味わいたく、足を運んだ。この作品には、何度も観たくなる魅力と吸引力がある。この30年の間に、私自身も様々な経験、体験をしたためか、20代半ばで観た時よりも、心のひだに、グググっと、長く染み入るような余韻を感じている。

 

私はレスリー・チャンのファンではないが、(トニー・レオンチャン・チェンが好き)やはり、この作品のレスリーは格別に美しいと、今日、映画館の大きな画面で彼を観て、心の底から惚れ惚れとした。その佇まいと心情変化、目つきも、仕草の一つ一つが「なよやか」で美しい。

 

役者陣が、これまた、いい。チャン・フォンイー(←レッド・クリフの曹操ね)、コン・リー、グオ・ヨウ、子役の演技も素晴らしい。レスリー・チャンの子役の演技と風貌は、見事にレスリーに繋がっていく。そして、裏切られた時のコン・リーの表情が、本当に凄い。

 

中国激動の50年間に、京劇と主演三人の、それはそれは、こってりと濃くて深い愛憎劇を絡めた、チェン・カイコーの大傑作。(近年のチェン・カイコーは、戦争映画ばっかだが、この作品で当局に睨まれたのだろうか?)

 

地元のレンタルが近く閉店セールを行うので、早めに行って、この作品を買い取ろうと目論んでいる。ウォン・カーウアイの《花様年華》と共に、大切に手元に取っておきたい。


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ソ・ジソブ主演《告白、あるいは完璧な弁護》観賞

このところ、自宅では、unextで少し前の(子育て中に映画館で観れなかった作品など)香港・中国映画を観ている。

 

ソ・ジソブが↓主演というので、映画館で観てきた。


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6月に足を運んだコンサート

ジェラール・プーレ&三谷 温 (横浜 ひまわりの郷)

ブラームス ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会

 

ヒラリー・ハーン&アンドレアス・ヘフリガー (東京オペラシティ

ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ 9番クロイツェル 10番

来日する海外ヴァイオリニストのコンサートは、コロナ以前、おおかた足を運んでいるが、(なんなら、二、三周目くらいしている)ヒラリー・ハーンに関しては、ずーーっと先延ばしに(実はあまり好みではなく)してきて。

 

でも、やはり、これだけ人気のあるヴァイオリニストなのだし、好みは別としても、一度は聴きにいっておこう、とチケットをとったら、コロナで延期になったのが二年前くらいだったかな。

 

誠実な印象を受けるブレのない演奏。

 

アンコールで弾いたバッハ無伴奏よかった。

何年か前、ハーンがバッハ無伴奏(全曲)で来日した時、聴きにいきたかったけれど、あの時は、チケットがとれなかった。

 

会場には、楽器ケースを背負った、音大や音高の生徒さんと思われる女子(が多かった)の姿が目立った。

 

CD販売にも長~い列ができていて、人気があるのがわかる。

ちなみに、私はヒラリー・ハーンのCDは持っていない。

 

個人的には、聴きにいって面白かった(おおお~っ!となった)のは、アンネ・ゾフィー・ムターで、ヴァイオリンの女王様!といった風格(音も)に満ち満ちていた。

ムターが来日したら、また聴きにいきたい。

 

若き仕立て屋の恋をUPLINK吉祥寺で観た

unextで、ウォン・カーウァイ監督の作品を観られるけれど、↑これはなかなか配信ではお目にかかれそうにないなと、上映終了が近い吉祥寺UPLINKに足を運んだ。

 

チャン・チェンの恋愛ものって珍しいと思ったのと、《2046》でのコン・リーの影のある色気にすっかり魅了されてしまい、映画館に会いに行きたくなって。

 

いや~、ウォン・カーウァイの色彩は、やはり映画館で観るのが一番ね(←今更)

 

1時間位の作品。

 

なのに濃密な時間だった。

 

主演二人も、映像の雰囲気も最高で、切なさに、気づけば目じりにじんわりと涙が滲んでいた・・・。

 

花様年華》のマギー・チャントニーレオンの二人も良かったけれど、私には《若き仕立て屋の恋》の、チャン・チェンコン・リーの関係が、ちょーっと堪らなかった。

 

いっや~、エッロぃ!!

 

コン・リーの墜ちていく高級娼婦役が絶品だった・・・。

 

今や、ウォン・カーウァイ作品で、一番好きになってしまった。