ただただ、アイルランドの海と崖と空と雲、孤島のパブの雰囲気とGUINNESSとフィドルを感じたい、それだけのために観に行って堪能してきた。
海は佐渡の海にも似ていたような・・・。
フフフッと小声で笑えるシーンも幾つかあり。
楽器を弾くなら指は大事にしないとダメだよー!
しつこすぎる諦めの悪さVS意固地の極致、どっちもどっち。
この映画、わりと好き。
映像も好きな感じ。
印象的だったのは、コルムの家の中に吊るしてあった能面(ですよね?)
あの時代のアイルランドの孤島の家の中に能面が飾ってあることで、他の島民とは異なるコルムの芸術的で知的な一面を瞬間に感じ取ることができた。(アップになってたし)
動物の在り方もすごくいい。
日常の中で(現在、過去)思い当たる(心当りある)人間関係のあれこれなど。
これ、アイルランド孤島の元友達同士の話ではあるけれど、1923年頃のアイルランド本島内紛を「意識」しつつ、二人のどうにもならない状態にダブらせた作品でもあるんだろうね、きっと。
同じ村人(民族)同志なのに、考え(理念や主義や宗教)の違いで相容れなくなってしまって分裂。
とりあえず、帰宅したらUNEXTで【聖なる鹿殺し】を観る気にさせられたコリン・ファレルとバリー・コーガンの組み合わせも良かった。
バリー・コーガン、ヤバい役柄が似合う
アイルランドという国を知り、魅かれるようになったのは高校の時。
アイルランドのロックバンドU2が初来日して、中野サンプラザでライブした頃。
THE SMITHSのMORRISSEYと同じくらいU2のBONOからも大きな影響を受けた。
BONOが飲んでいたGUINNESSを真似して初めて飲んだ場所は、大学のすぐ側にあったBAR(昼はcafe)マダムシルク(今は無き)。