続☆メンデルスゾーンのはなうた

アマチュアvn弾きの雑記。ピアノと水泳も。

令和を待たずに

 


遠藤ミチロウ / お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました

比較的近年のアコギ演奏だけど↑コレを当時バンドの音で聴いたときの脅迫的衝撃といったらなかった。(歌詞、寺山修司を思い出す。)

 

ミチロウが逝った。

十代後半、ザ・スターリンのLP数枚、直線的な音に乗せた、激しく叩きつけるようなミチロウの歌詞を、ゾクゾクしながら聴いていた。自分のなかのモヤモヤ、黒い爽快感、ミチロウの叩きつけるような歌詞に、「刺激」を求めた。言葉の力がとても強かった。強いと同時にインテリで文学的でもあった。

 

大学1、2年だったか。文化系団体某サークルのE先輩♀が、(先輩は他に、音楽サークルでドラムも叩いていた。バンドで♀ひとり、長身細身の先輩がドラムを叩く姿は、本当にカッコよかった!)

 

「ミチロウのツアー(その頃はスターリンは解散していた)の、ドラマー・オーデションを、大塚のスタジオで受けるから、○○ちゃん、見学に来る?スターリン聴いてたよね?」

 

と誘ってくれたので、お言葉に甘えて(密かに心浮き浮きしながら)一緒についていった。

 

30年経った今でも鮮明に覚えている。スタジオ入り口で私が立っていると、細身で小柄(164cmの私と同じ位)、抜けるような色白の肌と細く黒い髪、一筆書きのような目をした、柔和な顔立ちの男性が、私に、

 

「オーデションを受けるかたですか?」

と尋ねてきた。

 

遠藤 ミチロウだった。

 

写真で知っていた、どぎついパンクのメイクやファッションではなく、普通にTシャツ+黒っぽい細身のジーンズだったと記憶している。拍子抜けするほどに、ただただ普通に礼儀正しそうで穏やかそうに見えた。その佇まいと話し方からは、ステージ上で、ドギツイ歌詞を吐きだしながら、全裸になってアレするような男には、全く見えなかった。

 

「いえ、私は付き添いといいますか、見学です。」(←喋っちゃったよ!)

 

ああ、この人があのミチロウ・・・なんか、すっごく意外。そう思った遠い昔。

 

合掌のかわりに この↓歌詞をみんなで天に向かって合唱

 

吐き気がするほど

ロマンチックだぜ

 

STOP JAP(紙)

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